こんにちは、セサルです。
もうS14の最終日が近いというのに、リアルの事情で全くポケモンが出来ていないという有様ですが、なんか唐突に記事を書きたくなったので、直近のオフ(2月の第2回HazeおよびBattle Rebolution)で使用したちょっとしたギミック(?)について紹介したいと思います。
(以下常体)
バシャーモ@メガストーン
AS or HSベース(最速推奨)
技構成:フレアドライブ / バトンタッチ / 身代わり / 守る
ソーナンス@オボンのみ
性格:図太い
特性:影踏み
実数値:267(12)-x-112(188)-x-93(116)-77(188)
技構成:カウンター / ミラーコート / 道連れ / アンコール
・H-B:A172メガクチートの持ち物有り叩き落とすを確定耐え
・H-D:出来るだけ硬く(C211メガリザードンYの晴れ大文字を確定耐えする程度)
・S:大体の50族(マリルリやクチート)抜き、S+2で準速100族抜き抜き、S+3で最速ゲッコウガ抜き
◆経緯
飛び膝蹴りを切って身代わりを採用したは技範囲が狭まる代わりに、守ると身代わりを交互に繰り出す事で2段階以上の加速を得て、後続のバトン先にそれを付与できるという特長がある。
一般にバトン展開が苦手とする相手として、が対面で勝てない上にバトン先まで一貫して負荷をかけてくる()およびなどが挙げられる。また、が初速で負けている対面にて、守るに合わせて、およびなどに身代わりを置かれると大幅なディスアドバンテージを背負ってしまう。
そこで、BSベースの[1]を身代わりバトンから展開して相手を影踏みでキャッチする事で、上記のポケモンに対して無理やり1:1交換もしくはそれ以上のアドバンテージを取りにいけると考えた。
◆解説
1) 道連れループ
よく知られている通り、道連れの効果を得るのは「この技が発動してから次に自分が技を使うまでの間」[2]なので、が相手のポケモンより早い場合、
“の道連れ→(相手の行動)→(相手の行動)→のカウンターorミラーコート(確定で後攻、ここで道連れ終了)→の道連れ…”
のように、常にの道連れ状態を保った状態でループが成立する。そのため、極端な言い方をすると「は自分より遅いポケモンを瀕死に追い込める」という事になる。(補助技に対しては適宜アンコールを挟む)
しかしはSが遅く、実際このようなループに持ち込める相手は少ない。そこで、の身代わりバトンを駆使する事で、多くの相手をこのループに嵌める事ができるようになる。
このの基本的な動きは“上から道連れ・アンコ、下からカウンター・ミラコ”である。
例えば、対面で身代わりを置かれてしまった場合は、
① で守ると身代わりを交互に打ってS+3状態にする
② にバトン
③ 道連れとカウンターorミラーコートを交互に押す
のように、相手の身代わりを無視して処理ができる。
また、このはSを大きく伸ばした調整であるため、加速バトンを引き継いでなくとも、一般的なおよびなどについては素の後投げから上記のループで1:1交換に持ち込める。特に、鉢巻アクジェでを上から縛り、バトン展開そのものを阻害してくるに強いのは美点。バトン泣かせの滅びの歌を打たれても、影踏みで逃がさず狩れる。
2) アンコールループ
バトンがほぼ勝てないと言われるを相手にする場合でも、
① で守ると身代わりを交互に打ってS+3状態にする
② にバトン
③ の攻撃技をアンコで縛ってミラコ連打。アンコが切れても再び上からアンコできるので、回復させずミラコのダメージを与えられる。
この「攻撃技を上からアンコールで縛るループ」は、崩しが難しい高耐久ポケモンに対して非常に強く、、(氷Zはキツイ)、()およびなどを無理やり潰して、の一貫を作る動きができる。
3) バトンタッチがもたらす釣り耐性
一般的にというポケモンは隙が大きく、挑発によって道連れ・アンコールを封じられると、ノーリスクで積みを許すという大きな弱点を抱えている[3]。また、宿り木や毒などの定数ダメージにも弱い[3]。そのため、役割対象に対してを投げるタイミングで、上記の解決法を持ったポケモン(挑発龍舞など)を釣りで合わせられると、非常に苦しい展開となってしまう。
それを解消するのがバトンタッチという技である。ターン内における行動の順序は“交代→ポケモンの技”であるため、相手が交代を選択した場合、自分のバトンタッチによる交代はその後に行われる。その為、相手がとの両方に強いを合わせようとしても、自分側はに強い3体目のポケモン(など)を後出しじゃんけんで、しかもSを上昇させた状態で展開できる。
このようなバトンタッチがもたらす釣り耐性は、特定の相手に隙を見せやすいの弱点を補えていると言える。
◆実際の使用感
思惑通り、に対する受けを潰してサイクルに穴をあける仕事をしれくれた。ただ、再三述べているように非常にピーキーなポケモンであるため、役割対象が1体も選出されないと腐る場面もあった。軸というよりかは、古くから続くの並びにを添える形の方が機能するかもしれない。
(以下再び敬体)
という訳で、以上ギミック解説でした。使っていて結構楽しかったので、今回記事にした次第です。
それではみなさんS14残り頑張って下さい・。・ノシ
※追記
・バシャーモがメガじゃなくてもこの動き自体は出来そうです
◆参考文献
[1] S15使用構築 -受け出しサイクルカット- - 紳士淑女の嗜み
[2] みちづれ - ポケモンWiki
[3] 【単体考察】今日から始めるソーナンス入門