こんにちは、せさるです。
今回の記事では、S18で使用した構築を紹介します。
[概要]
まず構築を組むにあたって、サンダーラオスの並びを冠環境におけるトップメタとして考えました。
ウーラオスの水・悪を含めて多種多様な型が存在し、環境における絶対数も多いこの並びに対して、選出と動きが歪まない強い軸を組むように心がけました。
そこで、S14でスターライトさんが使用されていた3ウェポンの竜舞カイリューのサンダーラオスに対する強さとそれ以外の広い範囲でも撃ち合っていける性能を評価し、このポケモンを構築の始点としました。
(無断リンクのため問題があれば削除いたします)
このカイリューを強く運用するにあたって、下記の2つの動きを考えました。
これらの動かし方に適したポケモンとして欠伸残飯ニンフィアを採用しました。このポケモンは、前述のカイリューの動かし方において
という運用が可能で、この2体だけで対面的な動きとサイクル的な動きを状況に応じて使い分けることができます。
また、最初に掲げた「サンダーラオスに強い軸」という条件も満たし、カイリューが苦手とするポリゴン2やカプ・レヒレに対しても展開を狙っていける点も評価しました。
上記のカイリューニンフの並びを基本軸として、残りの4体を補完として選択していきました。
[個体解説]
カイリュー@いのちのたま(マルチスケイル・いじっぱり)
167(4)-204(252)-100(0)-×(0)-115(0)-132(252)
ダブルウイング/れいとうパンチ/じしん/りゅうのまい
ぽけっとふぁんくしょん!
調整意図
・A:突破力を最大限まで高めるために特化
・S:耐久サンダーを抜き切るために特化
・余りH(奇数)
ウーラオス水@オボンのみ(ふかしのこぶし・ようき)
196(164)-160(76)-122(12)-×(0)-81(4)-163(252)
すいりゅうれんだ/ドレインパンチ/れいとうパンチ/ビルドアップ
ぽけっとふぁんくしょん!
プチ地雷にしてカイリューニンフの後から繰り出していく詰め枠です。
主に対面構築の詰めに使われるエースバーンやウーラオス、ミミッキュに対して、お互いにダイマックスを使い終わった状態であればビルドアップからゴリ押していくことができます。
カイリューで相手するのが厳しい初手ブリザポスに対しても、D氷柱落とし→D十万馬力→D十万馬力を受け出し→ビルドアップ→ビルドアップと動くことで、ウーラオスを生存させつつ相手のダイマックスを枯らすことができます。
冷凍パンチの枠は雷パンチと選択ですが、カプ・レヒレの被選出率がかなり高かったので雷パンチにしても良かったと思います。
原案は持ち物が残飯でしたが、既にニンフィアが持っていたためオボンの実を持たせました。残飯より即効性があり撃ち合い向きである点や、体力が削れても鉢巻など他の持ち物を警戒させられる点など、結果的にはベターな選択だったと思います。
環境にいるウーラオスの多くは襷か鉢巻、スカーフが主流かと思いますが、この型も十分強かったです。
調整意図
・H-B:A184エースバーンのA+1珠D飛び膝蹴りを確定耐え
・H-D:C177サンダーの珠D暴風を2耐え
・A、S:余り
補完③
ステルスロックによる遅効性の崩しと剣の舞による即効性の崩しを両立させた構成にしました。
主にサイクル寄りの構築にニンフィアと合わせて選出することで、ステロ欠伸ループを狙っていきました。
ただ、対面での有利不利が極端なポケモンであり、ステロを撒きたい構築に限ってドサイドンを選出しにくい場面が多く、扱いが難しかったです。
ニンフィアの欠伸展開を多用する以上、それと合わせた最適なステロ枠の選択が今後の課題です。
ラティオス@たつじんのおび(ふゆう・おくびょう)
155(0)-×(0)-101(4)-182(252)-130(0)-178(252)
サイコキネシス/れいとうビーム/マジカルフレイム/エナジーボール
ぽけっとふぁんくしょん![戦績]
68勝33敗 124位 レート2011
[あとがき]
ここまで読んでいただきありがとうございました。
修論で前回の冠環境はほとんど遊べていなかったため、新鮮な気持ちで環境を楽しめました。
最終日の朝に2桁滑り込みを目指して潜りましたが、勝ち切れず2000に戻して出社するという少し悲しい幕切れだったので、次は最終2桁を目標に頑張ります。
改めて皆さんS18お疲れ様でした!